第十九章 並んでバックから-7
※※※※※※※※※※※※※※※
さっきのプレイが脳裏をよぎる。
『映見さんっ・・・映見さんっ・・・』
騎乗位で私を抱きかかえ、突き上げる新藤さんの背中に爪を立てながら、私も願いを口にしていたのだ。
『え、映見・・映見って・・・呼び捨てにしてぇ】
このフレーズは男達を刺激するのか、新藤さんのコックが更に膨張し動きが激しくなった。
『う、うおっぉー・・・映見っ映見っ・・・
あぁ、嬉しいよっ・・・・映見ぃ・・・』
『ああっ・・私もっ・・・
剛さんっ・・・嬉しいっ・・剛さんっ』
夫と違う男に呼び捨てにされる。
言葉に刺激されるのは、男だけではないことを私は知った。
渦巻く興奮の中で私と新藤さんは、絶頂への階段を昇って行った。
彼のザーメンが私の中で放出されると、私は思いきり叫ぶのだった。
『アアアアアー・・・・・アアッー・・・・』
あまりの快感に頭の中が真っ白になり、空中に浮かんでいるようだった。