第十九章 並んでバックから-6
「はぁっ・・はぁっ・・・
そらさんっ・・・おぉっ・・おおっ・・・」
新藤さんが大きく口を開け、荒い息をはきながら声を出している。
その表情を見ながら私は、夫への嫉妬とは別の感情が沸き上がるのを感じていた。
今、出し入れされている藤本さんのペニスの感触が、新藤さんから受けた強烈な快感に重なってしまうからだった。
「い、いやぁ・・そらって・・・
そらって、呼び捨てにしてぇ・・・」
そらさんが首をひねり後ろのパートナーに向かってオネダリするセリフは、私と全く同じだった。