文化祭の出会い-2
ひろやは百合子の唇にキスをして、深く口づけた。彼女は驚いて目を見開いたが、すぐに応えて、彼氏の舌と絡めた、身体の芯が蜂蜜のように甘くとろける、もっと彼を感じていたいと思った。
ここまで来たらもう後戻りすることなんてないと思う百合子、このことを知ったらお姉ちゃんお母さんに怒られ心配させるかもしれないけど、黙っていればいいのかもと、いたずら心がのぞかせた。
彼女(百合子):あのっ、こんな小学生でも……いいの、かな
女の子はあざといって思う、やさしくリードさせるのを期待しているのだ、恥ずかしくて目を合わせるのが怖いくせに、彼の股間が膨らんでいるのをしっかり確認してして、自分の絶対領域を男の子に見せるテクニックだって知っているって、経験なんてないくせにズルいのだ。
彼氏(ひろや):小学生だからいいのさ、君は今の僕の理想なんだ
同じ高校の年上、三年もあやかとの爛れた関係にうんざりし始めていたひろや、確かに百合子は理想的だが、きっとすぐに恋愛に飽きて他の遊びを始めるに決まっている、長く付き合うことをすれば飽きないことが大切だと思う。だから小学生の彼女は今の僕にとって理想的なのだ、これからする行為のことを誰かに見られたら、この先どうなってしまうだろう? 高々三歳差のカップルなんて世の中にいくらでもいるはずなのに、ひどく罪悪感を感じ、そしてそれが堪らない、許してくれあやかと、贖罪をつぶやく僕だった。
彼女(百合子):ひろやくん、実はわたしね……
もじもじとごにょごにょと、か細くささやくように、恥ずかしくなってしまう百合子、でもそこはつよいのが女の子だ、「あのね、実は生理がまだなの」
一瞬きょとんとなるひろや、「えっ 少し遅くない?」
彼女(百合子):そ、そんなことないよ
攻撃力超高めにしたのに、まだ子ども扱いするなんてと思ったのもつかの間。
彼女(百合子):ふぇっ
抱きしめられる彼女が漏らしてしまう甘い嬌声だ、「じゃあこれからするすっごくやらしいことも、よくわかっているんだね、君はかわいくてとてもかしこい娘なんだ、もう君を離したくはないよ」