第十八章 ドリンク休憩-1
第十八章 ドリンク休憩
「フッー・・・」
僕はソファーに身体を投げ出すように座った。
クーラーボックスから持ってきた、冷たいミネラルウォーターのキャップを外し、喉に流し込む。
ゴクゴクと飲み込むうちに、清涼感が体中にしみこんでいく。
最高にうまいと思った。
欲望の全てを吐き出した後に、心地良い余韻が残っている。
だが、さすがに疲れた。
何しろ二人とセックスして、三回も射精したのだから。
他の男達もグッタリとした様子で、ソファーに座り込んでいる。
「あっー・・・さすがに、やばいっすよぉ・・・」
秋生が藤本さんに向かって情けない声を出している。
そんなことを言っても、いざとなれば精力的になるのは分かってはいるが。
つまるところ、少しの休憩タイムというわけだ。
「なぁんだ・・アキちゃん・・・
もう、ギブアップなのぉ・・・?」
そらちゃんの明るい声が聞こえた。
そういえば、女性達の姿が見えなかった。
恐らく身支度を整えたのだろう、口紅を引き直したのかクッキリしたメイクになっている。
シャワーも浴びてきたのか、清潔な良い匂いが鼻をくすぐった。
4人それぞれに、何かケースのようなものを持っている。