小夏、自身の想いに気づく-1
「あぁ‥‥小夏さん……!」
「あぁんっ‥‥!遥太くん‥‥!いいっ……!あぁんっ‥‥!」
瀬尾小夏は遥太と互いに一糸まとわぬ姿で、マンションの自室の部屋のダブルベッドの上で交わっている。今日着ていた二人の衣服や下着はベッドの下、ピンク色の絨毯の上に脱ぎ捨ててある。
体位は騎乗位。小夏が遥太の上で腰を振っているのだが、二人は両手も恋人繋ぎで繋いでいる。さながら、肉体の繋がりをより深くするかの如くだ。
ここ2週間程逢う時間を見つけては幾度となく交わった二人。だが、その際ほとんど場合で避妊具を着けるようになった。
今日だって竿側である遥太は、避妊具のピンク色のコンドームを着けている。避妊対策はきちんとするようになった。
だが、それとは反して小夏は結婚指輪をほとんど着けなくなった。ドレッサーの箱にしまって以降着けない日が増えた。夫の岩之助が居る前では着けているが、会社に出掛けてからは外すようになった。
なので、今遥太と手を繋いでいる小夏の指には当然着けていない。
これまでの小夏ならこの変化は受け入れ難いものである筈だが、最近はそれも良いかと受け入れ始めていた。
「あんっ‥遥太くん。まだ大丈夫でしょ?私を満足させて‥‥ね!」
小夏は微笑むと、腰を振る速度を上げる。Hカップの双丘が彼女が腰を振る毎に揺れて、また揺れる。
かつての彼女は遥太との関係が進むことを恐れていたが、回数を重ねる毎にそれは慣れへと変わり、本来の彼女の持ち味であるSっ気な気質が顔を出し始めていた。
「くぅぅっ‥‥小夏さん‥‥それ夢で見た小悪魔風に近いです‥‥搾り取られ‥‥ううっ‥‥!」
これまでは基本的に遥太の方が攻めていたが、最近は小夏の方にリードを譲っている。
「んー‥‥?そう?じゃあお望み通り搾り取ってあげよう‥‥かなっ!」
小夏はグリグリと腰を上下左右に動きも加えて、膣内の遥太の竿を刺激する。
「ううっ‥‥!そ、それ‥‥やば過ぎですっ‥‥!」
遥太の方は夢で搾り取られた時を思い出しているのか、苦悶の表情ながらも嬉しい悲鳴を上げる。
「ほらほら‥‥!私の体気持ち良いでしょ‥‥!」
「うわぁっ‥‥!そんなことされると精液が出る、もう出ちゃいます‥‥!くぅぅっ‥‥!」
遥太が射精が近いことを告げると、小夏の中で加虐心がそそられた。
「あぁんっ‥‥!だーめ、もうちょっと我慢して‥‥!」
「ううっ‥‥!駄目です‥‥もう、出る‥‥!」
情けない声を出す遥太。男としては少々情けなく見えるが、小夏的にはそんな表情も声もまた堪らない。
彼女は腰を動かしながら、今の自分の顔がニヤけ顔になっていることを実感していた。
相手してくれない夫に代わって、一回りも年下の男子高校生と関係を持って、身も心も満たされていく日々。
一度ならず二度。何度もこの味を知れば病みつきだった。
「あっ‥‥!小夏さん駄目です‥‥もう、限界っ‥‥!」
遥太は限界を伝えると、小夏はラストスパートを掛けて腰を振る。
「遥太くん‥‥!あぁんっ‥‥!私の、私のオマンコで射精してぇ‥‥!」
「あぁっ‥‥!こ、小夏さんっ‥‥!」
そして、その時は訪れる。
「うわぁぁっ‥‥!もう駄目だっ‥‥!出るっ‥‥!うっ‥‥!」
――ドビュッ、ドビュルルル!!
「あぁぁぁんっ!!」
遥太が射精した直後に小夏は身体を後ろに仰け反って絶頂を迎える。一方の放出された精液はコンドームが代わりに受け止める。
「あっ‥‥あぁっ‥‥あぁっ‥‥」
声を発しているのは小夏だけだが、遥太もまた呼吸を整えながら暫しの余韻を味わう。
そして、結合している膨らんだコンドーム越しの竿を淫穴から抜くと、跨っていた小夏が遥太の上から退ける。
遥太は自身の竿に被せていた膨らんだコンドームを外すと、中身の精液が垂れ落ちないように被せる方をぐるっと一結びした。