バレなければイイんでしょ?-3
もうぼくのチンチンは、ささチャンのおマタをつついてるとか、さわってるとかではなかった。
(ぼくのチンチン、ささチャンのおマタに入ってるよ)
チンチンをもっと奥に入れたい……と思ったけど、おマタの入り口付近をぐるぐるするだけだった。
ちょっと顔を上げただけで、そこでママたちがさいころを転がしてるようすが見えてる。
(勢いつけ過ぎて、ささチャンが『痛いっ!』なんて言ったりしたら、絶対ささチャンママが見にくるもんなぁ……)
さっきまで、ささチャンとエッチなことしてる姿をママたちに見せたい、なんて思っていたのに……ぼく、ヘタレだな。
○
「あのすごろく、どうだった?」
帰りの車の中で、ぼくはママに聞いた。
「うーん、」ママはうなった。「想像以上に問題点あがったわよね。ゆきじとやってた時は、ルールが単純ですぐ覚えてもらえると思ったけど。」
「そんなにわかりにくかったかなぁ……」
「ん、で、ゆきじ。」ママの口調が厳しくなった。「きみ、ささチャンがイヤがること、しなかったでしょうね?」
ぼくはビビった。「し、してないよ。」
「そうなの?なんか……きみ、ささチャンをずっと放置してるみたいだったからね。」
そういうママの言葉が意外だった。(ママたちの視点からは、ぼくたちそんなふうに見えてたのかよ……。)
「ゆきじは……」もはやママは叱責モードだった。「女の子の扱いがガサツだからね。今度ささチャンがウチに来たら、ちゃんと相手してあげるのよ。」
「はい……」ぼくは神妙な感じで返事したけど、心の中では跳ねまわってた。
(ささチャンがウチに来たら……今度は、いっぱい舌でさわってあげよっと……。)
【おしまい】