第十九章 挿入(画像付)-3
「クククッ・・・」
笑いをこらえながら、低い声で呟いた。
「ひとつになる・・・」
「あ・・・・あっ・・・」
(い、いやぁ・・・)
焦らされている。
ジッとしている男を複雑な気持ちで見ている。
(ああ・・・だめ・・な、何を考えているの?)
入れて欲しいと願っている。
「奥さんと・・・」
(だめ・・・そんな事・・・・)
「俺が・・・」
ゆっくりした呟きが欲望をせきたてる。
「ああ・・・あ・・・」
(早く・・・ああ・・早く・・・)
ヴァギナがヒクヒクと痙攣し、ペニスを誘っている。
「ひとつになる・・・」
男は勝利を確信している。
「奥さんと俺が・・・」
呟きが心に溶け込んでいく。
「ああっー・・・」
奥へと入れてやると、香奈子は堪らず声を出した。
「セックスするんだ・・・」
「あぐぅっー・・・」
そのまま足の付け根を押さえ込みながら体重をかけていく。
強烈な刺激に香奈子の両目が堪らず閉じられる。
(ああっ・・・入るっ・・入ってくるっ・・・)
その充実した官能に、香奈子は自分の気持ちを知ったのだ。
(わたしっ・・・待っていた・・・)
「ああっ・・・ああっー・・・」
言い知れぬ開放感が身体を包む。
認めた事で、心が軽くなっていく。