第十八章 閃光(画像付)-2
「いや・・・あ・・・」
否定出来ない自分に、香奈子は泣き出してしまう。
男の言う通りだった。
(こんなの・・・こんなの、初めてぇ・・・)
香奈子はショックを受けていた。
オーラルセックス等、一度だってした事が無い。
夫とはノーマルな体位以外、考えた事も無かったのだ。
それが、こんなに感じるなんて。
(わたし・・・何ていやらしいの・・・)
自分の無力さと裏切りを呪った。
幼い頃から厳しい躾を受けていた香奈子にとって、信じられない事だった。
しかも相手は愛する晴彦ではない。
夫の友人なのだ。
(ごめんなさい・・・あなた・・・)
脳裏に浮かんだ夫に許しを請う香奈子だった。
しかし、残酷なイタブリは容赦なく続いていった。
「凄ぇ・・溢れまくってるぜ・・・」
ジュルジュルと大げさな音を立てて吸い取っていく。
「あぐぅっ・・・ううっー・・・」
香奈子の頬を大粒の涙が、流れ落ちていく。
(ああっ・・も、もう・・・)
膨れ上がる快感を止める事が出来ない。
「んー・・・・んふぅ・・・」
男の舌が襞をなぞり、更に敏感な場所を探っていく。
(だめっ・・だめ・・・・いけ・・ない・・・)
認めてしまうのは、余りにも悔しい。