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母娘淫乱調教―レモンティーな朝焼け―
【調教 官能小説】

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第十四章 媚薬-2

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片付けを終える頃、玄関のチャイムが鳴った。

「いやー、すみません。
朝早くに押しかけてしまって・・・」

ドアを開けたと同時に、脂ぎった顔が大声を出しながら飛び込んできた。

「あ、あの・・・」
香奈子が声をかける間もなく、竹内は勝って知ったるばかりに応接室に入っていった。

「確か、この辺に置いた筈だが・・・」
男はソファーの辺りを探している。

「電話でも申し上げた通り、
私も探したのですが・・・」

「おっー・・・あったあった、これです。
これですよっ・・・」

説明を遮るように大声を出した男は、嬉しそうに小さなバックを差し上げた。

「いやっー・・助かった・・・。
これが無くては大変な事になってました」

大げさな身振りでバックを撫でながら話している。

しかし、香奈子の心は不信感で一杯だった。
夫の留守宅に上がり込む図々しい態度に加え、夫が乗る車が出た数分後にかかった電話のタイミングが余りにも良すぎたからだった。

「私の命ともいうべき顧客リストなんかも
入ってましてね、これが外部に漏れたら会社が
つぶれる程、重要なものなんですよ・・・」

すすめもしないのにソファーにくつろぐ男の説明も、腑に落ちないものがある。
さっき電話があった時に香奈子は応接間を一通り探したのだが、そんなバックを見たらすぐに分かる筈ではないか。

ソファーの隙間に隠していたか、今持ってきたのではないかと、つい余計な事まで考えてしまう。


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