「連鎖する関係」-4
由美子があの父子の2人によって膣とアナルを同時に犯されている場面、夫の健一とは離婚して近藤家に忠誠を誓う妻の姿など、過激なものばかりだった。
もちろん、由美子に対する怒りは湧いたが、近所でも雑誌モデルのように美しいと評判の詩織とのセックスは、健一の理性を崩壊させた。
健一は早めに仕事を切り上げるようになり、詩織の自宅に直行し、家にいる娘に隠れて詩織の肉体に欲望をぶつけていく。そして、何もなかったかのように、由美子が待つ家へと帰宅するようになった。
それを夫から聞いた由美子も、動揺を見せなかった。由美子はそのことを辰徳から聞いて、知っていた。詩織から夫の健一へのアプローチは、もちろん辰徳の指示だった。夫は辰徳の思惑通りに詩織と深い関係になっていったが、由美子はそれを見守ることしかできなかった。
その晩、夫婦はこれからのことを、長い時間をかけて話し合い続けた。そして、やはり夫婦は最後まで添い遂げることを決めた。由美子はこれまで通り、近藤親子との肉体関係を無理のない(家庭に影響の出ない)範囲で続ける。
しかし、子供だけは妊娠しないよう注意すること。それは健一のほうも同じだった。そして、夫婦のセックスも必ず続けていく。お互いに隠し事はせず、何でも会話を交わす。これらのことを決めた。