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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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羨望の眼差し-2

和臣はーーしばらく、女性との行為をすることができなかった。

何が理由なのかよくわからないのだが、女性を目の前にして勃起しなかった。
密かに加奈子に憧れを抱き、となりに並んだ時にふわりと香る香水の香りを思い出してさえ、そうならない。
だがーー

今、リアルに加奈子の卑猥な行為を感じて、自らのそれが痛いほどに熱くなってしまっていた。

「……僕、ごめん、こんなところで……中村さんにされたら…、も、う我慢……できな……!口、汚しちゃ……う」

理央は絶頂に近いらしい。
和臣も、射精したくなっていた。加奈子のことを思ってーー










「ーーは、ぁっ、はぁっ」

二人が去った後、そのままで帰ることはできず、和臣は保管庫のある階のトイレに入った。
加奈子が奥まで咥えるのを想像するだけで、どくどくとそこが脈打ち、熱くなる。
そこをしごいてしまっているなど、久しぶりだった。


ーーおうち……来てよ。柚木が寝たら、いっぱいして……?本当は、今すぐ欲しいのに………。


(中村さん……今日は子供が寝たら……佐藤さんと……)


加奈子は「今すぐ欲しいのに」と言っていた。
理央にフェ×チオをしながら、衣服に包まれた秘部はとろけきっていたのだろう。


ーー波多野くん、お願い。入れて。


もし自分と体を重ねたらそう言うのだろうか。
そう言われたら、どんなに嬉しいだろう。


(やばい、中村さん……エロすぎ……)

しごきながら、腰に力が入らなくなる。視界がチカチカと明滅する。
便器の中に、理央は射精してしまった。



ーーあれから、和臣は加奈子に対するいやらしい思いを払拭しようと、元々ほとんど話す機会がなかったのに、加奈子を避けるようになっていた。
自らのものをしごいたのはあの一度きりで、やはりその後、自らのペニスが勃起することはなかった。

五月も末。
外気温は高まり、社員の服装は薄着になってくる。
加奈子の服も当然、ジャケットを身につけずにカットソーのみを着ている、という姿であった。

あれ以来、和臣は昼に保管庫で仮眠を取るのをやめた。
思い出して、自分の欲望がどうにかなるのを防ぐためだった。
抑圧しているのはわかっている。
だが、おそらくそれを解放させるのは加奈子だけなのだと思う。
そして、加奈子のリアルな性行為をまざまざと感じたときだけなのだと確信していた。
その後和臣は、加奈子を思い出しても勃起することはなかったのだから。

昼休憩後。
コピー室へ、パソコンから飛ばした資料を取りに行くと、そこにはちょうど加奈子がいた。

「波多野くん、いつもお昼いないのに、最近部屋残ってるよね。お昼食べないの?」

目が合うなり、話しかけられる。どきん、と胸が高鳴った。
いつも昼はどこかに食べに行っていると思われていたのだろうか。

保管庫に行かなくなった代わりに、デスクの上で突っ伏して寝ることが多くなっていた。
マッシュカットの和臣は、綺麗に刈り上げられた襟足をポリポリとかく。


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