第十七章 並んで騎乗位3-1
第十七章 並んで騎乗位3
「え、映見・・・」
妻の妖艶な微笑みを見つめながら、僕はタメ息のような声を漏らした。
バストを貪る新藤さんの頭を抱きしめながら、快感を受け止めている。
繋がったままの腰は互いの動きに合わせ、ダンスのようにうごめいている。
新藤さんのペニスは、映見のヴァギナにギュウギュウと締め付けられているに違いない。
今の僕と同じように。
「はあぁ・・・はあっ・・・はぁ・・・あぁ」
桜さんも映見とほとんど同時に絶頂に達し、その後の余韻に浸りながら息を吐いている。
「うっ・・・」
コックを締め付ける快感に、僕も声を漏らす。
「あぁ・・・」
形の良い唇から白い歯が微かに見え、それを隠すように指があてがわれている。
無意識に舌を舐める仕草が艶めかしい。
長いまつ毛に覆われた目蓋がうっすらと開き、潤んだ瞳を覗かせた。
僕の見つめる先を桜さんも追い、自分の夫と僕の妻の愛し合う姿に気づくと、僕に向かい微笑んだ。
僕も嬉しくなり、彼女の背中をギュッと抱きしめる。
「ああっ・・・だめっだめっだめっだめっ・・・
だめっ・・・だめぇ・・・」
そらちゃんの声に、僕達は同時に顔を向むけた。
映見達と反対側で、そらちゃんが藤本さんの身体にまたがっている。
仰向けに寝たまま腰に両手が添えられ、激しく突き上げられていた。