第十七章 並んで騎乗位3-8
半開きになった唇同士がゆっくりと近づいていく。
重なったと同時に熱い息と共に舌がからみあい、お互いの口の中を行き来している。
「んっ・・・んむぅ・・・んんんっ・・・」
「んふぅ・・・・んん・・・あふぅ・・・」
貪り合う熱い息が重なっていく。
締め付けるヴァギナの中で、僕のペニスが雄たけびを上げる。
「あはぁ・・ああぁ・・
あっ・・あっ・・あっ・・」
快感にのけぞった桜さんの唇は解放され、荒い息を吐いていく。
「ああっ・・・い、いいっ・・・
あっ・・・いいっ」
僕の背中に爪が食い込み、痛みが走る。
嬉しさと快感が僕に力をくれる。
両手を腰に廻し、グイっと引き寄せた。
「あああっー・・・」
桜さんの背中が大きくのけぞる。
「ああっ・・・あっ・・あっ・・・
ああっ・・・・・ああっ・・・」
そのままリズムを刻み続ける陶酔の表情に、僕の動きも早くなっていく。
「いいっいいっ・・・いくっ・・・・
裕君っ・・・いいっ・・・いいのぉっ・・」
僕の名を呼ぶ声は、自分の夫に聞かせるためではなさそうだ。
両目を閉じ、官能に震える表情は本当に感じてくれているからに違いない。
僕は嬉しくなり、桜さんの腰を抱きしめなおすと熱い気持ちを投げつけた。