第十七章 並んで騎乗位3-6
「フフッ・・・」
男の変化に秋生の妻は笑みをこぼした。
そのまま腰の動きを速め、上下動も大きくしていく。
同時に抑えた両手を、乳首まで移動させていった。
「おぉっ・・おほぉっ・・・
おあっ・・あはぁ・・・」
藤本さんの表情が切なく歪み、荒い息が漏れていく。
「ふっ・・んっ・・・んっ・・ふっ・・・」
そらちゃんの動きが、正確にリズムを刻み始めた。
「おおぉ・・・おっ・・・ああっ・・・
あっあっあっ・・・あっ・・・」
藤本さんの声が重なる。
悲鳴に似た声を出す表情は、先ほどとは一変していた。
犯されるまま官能に耐える姿は、まるで別人のようだ。
「どお・・・気持ち、いい・・・?」
乳首をいじりながら腰を動かす口調は、かおりさんを真似ているのかもしれない。
「ああぁ・・い、いいよ・・・
そらさん・・・ああ、いいです・・・」
藤本さんのことだから、わざとだと思うが弱々しい口調で素直に答えている。
「フフッ・・・嬉しいっ・・・もっと、感じてぇ」
動きにローリングを混ぜながら、男を犯す快感にネットリした言葉を投げている。