第十七章 並んで騎乗位3-2
「こ、こんなっ・・・は、激しいっ・・・
激しすぎるぅ・・・」
茶髪の艶やかなショートカットが左目を覆い、あらわになっている片方の目が苦しさにひそませる表情を代わりに伝えていた。
「ふふふ・・・嬉しいですよ、そらさん・・・・
もっと、感じてください・・・」
穏やかな口調とは反対に、藤本さんの腰の動きが激しい。
「ふっ・・・んっ・・んっ・・ふっ・・・」
息を吐くのを我慢しているようだが、突き刺すごとに、そらちゃんのバストが揺れていく。
「あっ・・だめっだめっ・・・
あっあっあっあっあっ・・・
あっあっ・・・あっ」
大きく広げた男の両ひざに、小さな手をそれぞれ当てて身体を支えている。
「だめっだめっ・・・
いくっいくっいくっいくっ・・・
いくっ・・いっちゃうぅ・・・」
指が浅黒い肌に食い込み、彼女の受ける官能の強さを物語っていた。
「そ、そらちゃんっ・・・」
秋生が妻の名を呼んでいる。
「ア、アキちゃんっ・・・」
夫の声に、そらちゃんがすがりつくように視線を投げる。
「や、やばいっ・・・あたしっ・・・
だめっ・・・何回もいっちゃうぅ・・・」
泣きそうな表情は、秋生の目に切なく映っていることだろう。
何故なら、彼も同じように官能にむせんでいるからだった。
仰向けに寝た姿勢の上を、かおりさんがスレンダーなボディを弾ませている。