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母娘淫乱調教―レモンティーな朝焼け―
【調教 官能小説】

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第十一章 母の携帯電話-6

※※※※※※※※※※※※※※※

(どうして・・・・・・?)
何度も同じ想いが浮かび上がる。

どうして、母は父を裏切ったのだろう。
どうして、相手が竹内なのか。

どうして、あの男の夢をみたのか。
どうして、自分は感じてしまったのだろうか。

(わからない・・・何も・・・)

堂々巡りする思考の末、少女はあるシーンを思い出した。

『い、いやぁ・・・・』
それは、母が竹内に抱きしめられながら携帯電話を見させられていた時だった。

『上品そうな顔をして・・・・
最初から俺を誘っていたんだろう?』

男はそう言った。

『その証拠はここに全部映ってるぜ・・・』
その言葉に、全ての謎が隠されているような気がした。

時計を見ると夜中の二時を指していた。
圭子は足を忍ばせると、両親の寝室へと向かった。

都合よく見つかるとは思えないが、何かをせずにはいられない気持ちだった。

廊下からも直接入れるウォークインクローゼットは大きく、6畳程の部屋に父母の服や荷物が収めてある。
幸い、フットライトが常時点灯されているので、闇に慣れた目では割と良く見えた。

それは幾つもあるハンドバックの中の一つの奥に、化粧袋の中に入れて隠されていた。
今、圭子はその中にある秘密を探ろうとしていた。

「あっ・・これ・・・・?」
色々ある機能を表示していく内に、遂に見つけたのだった。

細い肩が震えている。
事実を知る事で更なる不幸が待っているような気がして怖かった。

それでも圭子はスィッチを押し、データを開いていく。

『お前は淫乱なんだよ・・・』
男の声が聞こえる。

(ち、違う・・・)
少女の心に残る理性が、それを否定する。

(わたしは・・・ママも・・淫乱なんかじゃない)
すがるような想いが、圭子を僅かにささえていた。

(きっと・・・・きっと、何かある筈・・・)
思いつめた少女の顔を液晶画面の光が照らしていた。

第二部 香奈子34歳(完)



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