第十章 残酷な風景(画像付)-9
(い、いやっ・・・)
恥ずかしさに顔が真っ赤になった。
「お前は何だ、言ってみろ・・・」
男は圭子を睨んだまま声を出している。
(ああ・・・そ、そんなぁ・・・)
イタズラをとがめられ、少女は泣きそうになっていた。
しかし母の声が、自分に向けられたものではないと教えてくれた。
「い、淫乱なメス犬ですぅ・・・」
香奈子が男に向かって声を絞り出している。
「ご、御主人様のぉ・・・奴隷っ・・奴隷なんですぅ」
勿論、娘に見られている事など知るはずもなく、信じられないセリフを次々に口にしていく。
「そうだ・・・・ようし・・・
いい子だ、いい子だぞぉ・・・」
竹内は満足そうな笑みを浮べながら、香奈子のヒップを撫で回している。
まるで馬を操るように密着した腰で円を描くように動かしていく。
「ああっー・・・」
母の気持ち良さそうな声が耳に響くと、少女の気持ちも浮き立つような気がした。
男は圭子が隠れているドアの方向を見続けているのに、まるで気づかないのか母を責め続けている。
安心した少女は楽しみを再開する事にした。