続・風祭〜reunion〜-18
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―――――――小谷の全てを迎え入れ包み込み文字通り1つになってから、
三重子は自分という存在が闇の中で縦横無尽に翻弄されていくのを五感を通じて体感することになった。
自分の中を激しく動く固さに三重子の腰はベットの上で激しく跳ね上がる。
律動の最中にあっても喉仏を曝すようにのけ反る三重子の喉や肌に男の唇と舌が這わされる。
固さを保つ乳房の先端を優しく噛まれることで三重子の全身がその都度反応し、それが彼女の更なる欲望を駆り立てた。
互いの発する汗と香りと熱が混じりあい、2人の裸体の絡み合いと相まって室内の空気はより濃密なものになっていった。
最奥の、更にその奥まで掘り起こすように深く貫かれ、時には浅くと緩急をつけた愛撫を加えられることで、三重子は年甲斐もなくあられもない声をあげる。
三重子の恥態には先程まで年齢を意識し我慢していた姿はなく、
ここまで男との交わりの中で声をあげ続けるのは初めてではなかろうかと後日思い起こさせる程だった。
思わず身をよじった時は、小谷が三重子の背中に手を伸ばして抱きすくめ、乳首を口に含み、痛みと快感をもって三重子の抵抗を無力化してしまう。
小谷も押し寄せる快感に抗するかのように顔を歪ませ歯を食い縛り、時折三重子の名を呼びながら彼女を求めた。
三重子もそれに応えて小谷の名を呼び、それが小谷の律動を更に煽ることになった。
自らの疲労を漸く自覚してきた時には小谷からの要求に応じてベットの上でうつ伏せになり、突き出した尻と繁みに再び小谷を迎え入れる。
三重子の中で時間の感覚は麻痺し、自らの意識も朦朧としていく中、
小谷の深いひと突を受け止めた時に脳裏で弾けた閃光が全身を震わせた。
手足と背筋をピンと張り詰め、
これまでにない叫びが吐き出された。
途端に押し寄せてきた脱力感。
自身の背後で小谷が腰の動きを次第に大きく緩慢なものにしながら低い呻き声を漏らすのを耳にする。
自分の中で熱いものがゆっくりと広がっていき、背中に小谷の身体の重みを実感しながら、三重子はシーツの上で突っ伏したまま瞼をゆっくりと閉じていく。
ベットに投げ出された右手を包みこむようにして重ねられ、静かに力を込めていく小谷の右手の温かさを肌で感じながら――――――――――