第十六章 並んで騎乗位2-8
「ああっ・・あっー・・・ああ、あぁっー・・・」
泣くような声で叫ぶしかない。
夫の目の前で秋生さんに抱かれ、その後すぐに新藤さんと交わっているのだ。
興奮が相乗効果で倍増していくような気がする。
私の指は乳首を愛撫するどころか、新藤さんの胸をかきむしっていた。
そうする以外に、この大きな津波を耐えることができないからだ。
「いくっ・・・いくっいくっ・・・」
引きつりながら声を出している。
もう限界だった。
体中から何かが弾け、飛び出そうとしている。
「いくっいくっ・・
いくっいくっいくっ・・・いくぅー」
どれほどの叫び声だったのか、私は全てを吐き出すように悶えていただろう。
「はぁっ・・はぁ・・・・はぁ・・・」
新藤さんの荒い息が聞こえるまでには、少し時間がかかった。
「おおぉ・・・おほぉ・・・おおっ・・・おおっ」
リズムを刻む荒い息が、再び快感を連れてくる。
「あっ・・・あっ・・あっ・・・あっ・・・」
私の声がそれに合わせるように、漏れ始めていた。
大きな爆発の後の心地良い挿入感が、私を幸せにしてくれる。
新藤さんが身体を起こし、私の腰を抱き寄せながらバストを口に含んだ。
「ああっ・・・あっ・・・あっ・・・」
乳首から駆け上る電流に、小刻みな声が漏れる。
「おおほぉ・・・え、映見・・・・
美味しい・・・最高だぁ・・・」
夢中で舌を這わす男の声が愛おしい。
私は新藤さんの頭を抱きしめた。
ヴァギナも熱いコックをギュッとするのが分かる。
「おおぉ・・・・え、映見ぃ・・・」
新藤さんの嬉しそうな顔がバスト越しに見えた。
「剛さん・・・・」
再びギュッと抱きしめ男の名を呼んだ瞬間、裕君、夫の視線を感じた。
「んふふ・・・・」
思わずこぼした私の呟きと表情を、裕君はどう受け取ったのだろうか。