第十六章 並んで騎乗位2-5
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「ああっ・・・あっ・・あっ・・あっ・・・」
新藤さんの突き上げに声が出てしまう。
「はぁっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
荒い息を吐く男の胸板に当てた両腕で身体を支え、官能を受け止めている。
「映見っ・・・おお、締まるぅ・・・
そんなに、いいかい・・・?」
普段の真面目さとは違う馴れ馴れしい口調に、何だか嬉しい気持ちになった。
「すごいっ・・・すごいよぉ・・・」
むず痒い快感が私の腰を、無意識にローリングさせていた。
「剛さんの・・凄く硬くて・・・奥・・・
おくまで・・・届いているのぉ・・・」
こんな、いやらしいセリフを自分が吐いていたなんて、あとでビデオを見た時は顔が真っ赤になった。
私は、明らかに興奮していたのだ。
それは、無理もないことだろう。
夫の目の前で自分から新藤さんのペニスを握りしめたまま、挿入したのだから。
ズブズブとめり込んでいく感覚を、夫の視線を感じながら味わう気分といったら。
想像を超えた官能の渦に、飲み込まれていくような感じだった。