第十六章 並んで騎乗位2-4
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【アアアアアー・・・アアッ・・・】
リビングに男達の叫びが重なった。
僕達は結局、誘惑には勝てなかったのだ。
それぞれのパートナーの頭を抱え、官能の波にのまれるようにして放出したのだ。
「んぐぅっ・・・んんんー・・・」
女達は苦しそうな顔をしながらも、懸命に耐えている。
映見の細い喉が、上下するのが見えた。
妻が、僕以外の男のザーメンを飲んでいる姿が。
「ああぁ・・・あはぁ・・・ああぁ・・・」
快感が途切れることなく押し寄せ、出し切るまでかすれた声を漏らしていた。
僕は快感の余韻に浸りながら、隣の衝撃的なシーンに目が釘付けになった。
チュバリとコックを吐き出した妻の唇に、新藤さんの残った精液が飛んだのだ。
舌で舐めとる映見の仕草が妖艶で、僕の胸を熱くする。
「え・・・み・・・」
快感でしびれる意識の中、僕は妻の名前を呟いていた。