魔女の住む館-10
娘は奥方となりましたが、美しいのと同じくらい気は強く、心は傲慢でした。
奥方は、私のドレスの胸元を大きく切り広げ、乳房を出させました。スカートも前と後ろをちょうど性器と尻が見えるぎりぎりに短く切り詰めました。陰毛をつかんで、「すぐに剃っておいで。子どものようにするのよ」年下の子供に命令されます。
「すぐにしてこい」御主人様に言われたのでは仕方がありませんでした。
戻ってくると、スカートの下から、私のつるつるの丘にさわり、馬鹿のように笑います。割れ目に指を突っ込んでこすります「きもちいい?」
黙っています。何を言ってもろくなことがないのはわかっていました。
奥方が胸の先をつまんで下へ強く引っ張り、膝立ちで床へ座らされました。
「お前は女主人だとでも思っているの」
そのまま。御主人様と奥方の抱き合う様子を見させられます。
奥方は御主人様の大きくなったものをつかむと自分のズロースをひざまでずらして挿入させます。
私の肩に手をかけ。目の前で。うなるように。声を上げ。腰をゆすって楽しみました。時々私の胸をつまんでは、ほおを叩きます。
主人が、果てそうになります。奥方は主人のものを抜くと、私の胸の上に噴出させました。たくさんの白い斑点が散りました。
「よかったでしょ」胸を蹴って、ころばすと下半身をヒールで踏みつけました。 「お前なんか便器なのよ」
食事の時はその格好で給仕をさせました本来私はメイドではありません。でもそんなことは関係ありませんでした。
困るのはヒナが私の姿を見て、「なぜそんな格好してるの」と聞くことでした。
奥方のお腹がせり出し始めると、気分も悪くなるのでしょう、意地ももっと悪くなります。
今まで、私が魔女であることを忘れるように、家の者にそっとかけてきた惑わしも、この女には効きません。強くやりすぎると他のみんなに思い出させてしまいます。
御主人様の愛玩する私を責めるのはまだしも、私の子にまで意地悪をしはじめました。
今まではほかの使用人たちも。それなりに優しくしてくれていましたが、奥方の手前、辛く当たるようになります。
御主人様もまた、私の子に手を出し始めました。
「ヒナ、おいで、着替えるのよ」奥方が言います。小さいヒナは疑いもせず服を脱ぎます。
子どもなりにふっくらとした女の子の格好をしています。その体を抱き上げると。御主人様の方にむけて足を開かせます。
「あなた、触って、入れてやって。小さくても母親と同じようによがりだすかもしれないわ」
御主人様がヒナにさわります。この男にも邪念があります。
「やめてください」
「では、やめる代わりに売り飛ばしてやるぞ。娼館で生活すればいい」
「そんな小さな子を」
「小さい子が好きな者もいるんだ」指先をまだ小さな体の中へ沈めようとします。
「やめて」私は命令される前に子をひったくると、部屋から逃げ出しました。後ろからあざけるような笑い声が追いかけてきました。
「止まれ、そんなことをしても無駄だぞ」
「なら、誓いを破ってやる」それでも立ち止まってしまいました。
「そして闇へ堕ちるか。そうすればお前は焼き殺され、子どもはやはり売られるのだ。 それよりは私に何かいいものをプレゼントしてもらおうか、それによって売るかどうか決めてやろう。せいぜいいいものをみつけろ」
私だけなら耐えられました。涙する我が子は見ていられません。
御主人夫婦が劇場へ出た夜、密かに集めていた道具を使って祭壇を作り、魔を召喚しました。
私は御主人様を害さず、命に従うと誓っていましたが、もちろん奥方にではありません。
≪『いいものをプレゼントしてもらおうか』 ええ、いいものをプレゼントしてあげましょう≫
誓いがあるので、殺せと直接の指示で魔法を作用させることはできませんが、副作用で起きることまでは私の知った事ではありません。
「奥方のヒナへの嫌がらせはひどすぎる。周りの使用人を巻き込んで皆でいじめるのだ。
逃げようにも私は捕らわれの身、御主人様が死ぬまでどうすることもできない。
私はヒナをこんな目に合わせた者を許せない。私が殺したいくらいだ。
意味を読め、奥方とその系図をこの世から消せ」
「その見返りは」
「お前が対処すべき、この屋敷の中のすべてをやろう。苦しませろ」
「我は物などいらぬ」
「物だけではない。ただし、おまえは私と私の子の命をとってはいけない」
「むろん」魔は消えました。