第六章 痴漢(画像付)-14
「あうっ・・・」
だがそれも一瞬で、指先が作り出す強烈な刺激に顔を仰け反らせる。
「だって、こんなに・・ほら・・・わかるだろ?」
「ああっー・・・」
ヌチャヌチュとした感触が指先から伝わってくる。
「ううっ・・・くっ・・・」
(ひ、ひどい・・・)
屈辱を感じながらも認めざるを得なかった。
(わ、わたし・・・感じている・・・
ああ・・・感じている・・・)
「ああっ・・ああっ・・・あっ・・あっ・・・」
指先が動くたびに声が漏れてしまう。
(ああ・・・凄いっ・・凄いっ・・・)
少女の細い指が男の腕に絡みつくように爪をたてている。
(初めてっ・・・・こ、こんなの・・・
ああ・・いいっ・・・ああー・・・)
「はぁー・・・はぁっ・・はぁっ・・・」
男の息が荒い。
圭子はうなじにかかる生臭い匂いを心地よく感じていた。
(あああ・・いい・・・
おじ様・・・ああ・・・)
竹内の顔を思い浮かべている。
『おお・・・・け、圭子ぉ・・・・』
男の声が聞こえる。
『うふぅ・・・むぅ・・んん・・・
(おいしい・・・・ああ・・気持ちいぃ)
唇を重ね、求め合う二人が見える。
(わたしも・・・ああ・・いい・・・)
ガラスに映る自分の顔が重なる。
夢の中の圭子と同じように喜びの笑みを浮かべている。