久しぶりの恋人Aー二人でのAV鑑賞、初めての69-6
「んん、佐藤くん……そういうことしたいときって……亨くんのとき……みたいなこと……でしょう?」
狡猾そうに笑っていたはずの理央の顔が歪む。
加奈子は、理央の頬に、軽くグーの形をさせた手の甲を当てる。
「そんな強引なことしなくても、あたし、佐藤くんとしかエッチしない……よ?」
責め立てているつもりだったのに、自らの独占欲を見透かされて理央は急に恥ずかしくなる。
加奈子はセックスの経験が少なく、佳織に比べて性的に幼いところがあるのは間違いない。
とはいえ、彼女が自分より六つ歳上で、パートナーがいないながら主体的な選択をした上で子供を産み育てたという、その懐の深さを感じずにはいられなかった。
「あたしと……同じこと……思ってくれてる?……本間さんに出来なかったこと、いっぱいして……いいんだよ」
そう言われて、理央は加奈子の唇を奪い、腰を押さえて、再び腰を動かし出す。
「同じこと」ーー自分とセックスしながら、他人ともセックスするかもしれないという不安。
だからこそ、独占したいし、確かめたくなる。
「は、ぁ……んっ、すご、いっ……当たって……っ………気持ちいいっ……これ、好き………あぁんっ。気持ちいいの、止まんないよ……!」
結合部が汗と、加奈子の体液とが混ざり合い、ぐちゃぐちゃと音を立てる。
「あ、あぁんっ、……いく、いっちゃ……うっ……!」
加奈子の体が大きくしなる。
「あぁっ、待って、イッてるの……!イッてるから、そんなに掻き回さないで……!は、ぁああっ。佐藤くんにされると、だらしなくなっちゃうのっ……ああぁっ、ダメ、またいくっ……きちゃ……うっ」
理央は一旦ぺニスを引き抜き、脚を開かせて加奈子のそこに唇を寄せて、べろべろと舐め上げる。
「や、んっっ…!恥ずかしい………!」
「すごい、オマ×コ、ぐちょぐちょだ」
「は、ぁ……んん、だらしな…くて、ごめんなさい……たくさん、してもらってるのに……」
舐められながら、加奈子は荒い息継ぎを繰り返しつつ、そう述べる。
(だらしなくてごめんなさい、なんて、真面目が過ぎるよ……そんなの僕のこと、煽るだけなのに……!)
「んん、そんなに、吸わ……ないで……、また、欲しくな……ちゃう……!」
「何が……ほしいの……」
「やだ……わかっ……てるくせに、言わせ……な、いでぇ」
「ふふ。まだ僕、イッてないから大丈夫だよ。中村さん」
唇を離してもなお、加奈子の体はびくん、びくん、と大きく震えている。
びくびくと震える加奈子の体を何とか理央は抱き起こして、自らの腰の上に加奈子の体を乗せて抱きしめた。
「自分で入れて、動いて欲しい。本間さんに出来なかったこと……中村さんなら出来るって感じさせて。ごめんなさい……わがまま言って」