第十五章 並んでフェラチオ-7
「あっ・・ああ・・・ああっ・・・」
秋生の喘ぎ声もやむことなく続いていた。
「んふふふっ・・可愛い・・・
アキ君・・すてきよぉ」
かおりさんの嬉しそうな声が妖しく重なる。
4組のカップルが並んでする、フェラチオのプレイは壮観だ。
くの字に曲げて配置された2つの大きなソファーは、端の人同士でも互いのプレイを見ることができる。
あとから見たビデオに映っていたシーンは、淫靡で衝撃的だった。
何か所にも配置されたカメラは、8人の痴態を様々な角度で捕らえていた。
「んっ・・んむぅ・・・んんんっ・・」
女達の息遣い。
「おおっ・・おおほぉ・・・ほぉ・・」
男達のタメ息。
4組それぞれのプレイがお互いを見比べることで、より興奮が沸き上がってくるのだ。
「さ、最高だぁ・・・」
僕の漏らした声に、新藤さんが振り向いた。
「ほ、本当に・・・」
映見の唇にコックを飲み込ませたまま、声を絞らせている。
チラリと移した視線の先には、桜さんの伸びきった唇が見えていることだろう。
吸引する頬がペコリと窪んでいる。
お互いの妻の痴態を眺めながらの会話は、何と卑猥なんだろう。
隣のソファーに座る藤本さんも、嬉しそうに言った。