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よっしーあいらんど
【アイドル/芸能人 官能小説】

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よっしーあいらんど-3

 後日、警察の捜査があり事故で片づけられた。
 よっしーはここから引っ越した。
 さいごの鍵を閉めるとき、室内にむけて、よっしーはたしかにさいごこう言った。
「ありがとう。助けてくれて」
 それでドアは閉められた。
 わたしは泣き続けた。
 壁はかびて、室内は湿気にみち、家主はなんかいも壁紙をはり替えるはめになった。
 やがて月日は流れて、ひとりの若い男がすみに来た。
 若手の俳優らしい。売れない俳優らしく、ずっと家で寝ては、夢をみている。
 わたしはその青年の輝かしいみらいをこれから見守るんだと思うとすこし元気がでた。
 リビングルームについているテレビにうつるよっしーはいまや名女優としてりっぱにさまざまな役を演じて、こんど舞台で家を演じるんだと言って、わたしはつい笑ってしまった。
 地震か。
 若い男が目を覚ますくらいに。


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