第十四章 手作りランチ-2
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食事の後のコーヒーを飲みながら、藤本さんが声をかける。
「ちょっと、いいですか・・・?」
低い声が聞こえると、みんなの顔が少しこわばるように見えた。
「本日のルールを説明します・・・」
案の定「スワッピング」のことだと分かると、私も真剣な表情になった。
だって、この間は私と裕君が4Pでレイプされるという衝撃的な設定だったのだ。
今回も藤本さんのことだから、きっと凄いアイディアを出すに違いない。
「いたってシンプルなことです・・・」
緊張して聞く7人に、藤本さんは嬉しそうな口調で説明を始めた。
「今日はスワッピング・・・夫婦交換をします」
マジメな表情から、大学の講義を聞いてるような錯覚を覚える。
「今までにない興奮を、
みんなで味わおうではありませんか」
裕君の顔も真剣だ。
飲みかけのコーヒーカップを置き、食い入るように藤本さんを見つめている。
気のせいか、頬が紅潮しているようにも見えた。
「先日、若槻さん夫妻は・・・」
私達の名前が出ると、裕君も私も顔をこわばらせた。
「三人に犯されるという、
歓迎を受けました・・・」
私と裕君の顔を見比べるように視線を向けている。
「その後、私達の妻達も・・・」
今度は桜さん達の顔が赤く染まる番だ。