第十三章 並んで騎乗位-8
「アキ君っ・・・」
「裕君っ・・・」
映見と、そらちゃんの声が重なっている。
まるで自分の夫を呼ぶように。
「ああああっー・・いくっいくっいくっ・・・」
絶頂に達する声が、次々に沸き上がる。
「だめっだめっ・・・いくっ・・いっちゃうっ」
もう誰の悲鳴か判別がつかない。
興奮が最高潮に高まっていく。
やがて訪れるクライマックスに女達の叫びが大きくなっていった。
「おおおっ・・・おおっ・・おおっ・・おおほぉ」
男達の声も重なる。
荒い息を吐きながら、懸命に腰を突き上げている。
欲望を解放す瞬間が近づいているのが分かる。
「あひぃっ・・・
ひぃっ・・ひぃっ・・ひぃっ・・・」
妻である女達の悲鳴が、男達の動きを加速する。
「いくっいくっいくっ・・・
もう、だめっ・・・きてっ・・いくぅっ・・・」
催促する声が合図のように、男達は一斉に解き放った。
【オオオッ・・・オオ・・オオオオオオー・・・】
低い声が重なると、地鳴りのように聞こえる。
【アアッ・・・アアアア・・アアッー・・・】
女達の悲鳴も重なり、リビングに響き渡っていく。
【アアアアアー・・・アアッー・・・】
絶叫が終わることなく続いていく。
その長い時間が、官能と興奮の強さを物語っていた。
僕はしびれる快感に身を震わせながら聞いていた。
8人の、4組の「スワッピング」の凄まじさは想像以上のものだった。
淫靡なパーティが続いていく。
パートナーを代えながら互いの妻達を犯していく。
まだ、一人目が終わったばかりだった。