第十一章 最初のパートナーは?-3
「私にだって・・・感謝してくれないの?」
いたずらな目でのぞき込む、そらちゃんの唇が魅力的でズキンと胸が高鳴った。
「私も・・・レディース達に声かけて、
探させたんだからぁ」
拗ねた口調に、僕は思わず細い肩を引き寄せた。
「んぐぅっ・・・?」
いきなりのキスに、そらちゃんの目が大きく開いた。
「んふぅ・・んふふふ・・・」
でも直ぐに舌を絡ませながら、小さく笑いを漏らした。
「そらちゃん・・・んん・・ありがとう・・・」
僕は心の底からの感謝を込めて、熱いキスを言葉と共に重ねていく。
「んんっ・・裕君っ・・・
嬉しいっ・・あむぅ・・・」
そらちゃんも、激しく舌を絡めてくれている。
「好きだっ・・そらちゃんっ・・・
んぐぅっ・・・」
情熱的な愛の言葉は、映見達にも聞かせるように強めに囁いた。
「好きぃ・・・裕君・・私もぉ・・・」
彼女も背中に廻した両腕で、ギュッと抱きしめてくれた。
「秋生さんっ・・・・
好きぃ・・・大好きぃ・・・」
映見の声も聞こえる。
「え、映見さんっ・・・
はぁ・・はぁ・・好きだぁ・・・」
秋生の声が重なる。
もしかしたら、僕の愛のささやきが二人の想いに、火をつけたのかもしれない。
互いの名を呼びながら、激しく舌を絡め合っている。