時間の問題-8
夜になり、ふたりきりになった。
コーヒーを飲まされた。
部長の席へ座らされた。
キスをしながら、胸に触れられた。
すでに灯るものがあった。
ブラウスのボタンが外されてゆく。
ブラが露わになった。
彼が鎖骨を舐めながら、ブラをずらし、胸のさきに触れた。
ああん、あっ、あっ、と声が洩れ、唾液が垂れた。
媚薬はやはり強烈だ。
彼の唇が降りてきて、胸のさきを吸った。
卑猥な音がオフィスにこだまする。
気持ちいい? と尋ねられ、気持ち、いい…、と返す自分がいた。
彼がまたキスをしてきた。
その合間に、はぁ、はぁ、はぁ、と吐息が洩れる。
彼の手が股にのびてきた。
脚が自然とひらかれていった。
ストッキングのうえから愛撫される。
お願い、焦らさないで、と声をあげそうになったが、押し留めた。
その代わりに、腰が淫らに動き、彼の愛撫をより深く味わっていった。
彼の顔が降りてゆき、足を舐められた。
弱くない性感があった。
変態になってしまったのだろうか、と羞恥に赤くなりながらも、続けてくれることを願った。
彼の手がわき腹にのびてきて、ストッキングが脱がされた。
足を直に舐められた。
一本、一本、丁寧に指を愛された。
あっ、いいっ、という声が洩れた。
彼は足を舐めながら、ショーツの脇を手でなぞった。
焦らさないで、と今度は声になってしまった。
彼が鈍く笑んだ。
彼がYシャツを脱ぎ始めた。
胸のさきに、私の唇が寄った。
彼を欲しいと思った。
胸のさきは簡単に硬くなった。
気持ちいいです、と彼が言った。
私は指でもそこを責めた。
私の指が降りてゆき、彼のベルトにかかった。
彼のペニスが露わになった。
すでに硬くなっていた。
口にしようとしたが、焦らされた。
椅子から立たされ、臀部を彼のほうに向けられた。
アヌスを舐められた。
強い性感があり、ああっ、ああんっ、と声が昇った。
自分の指をペニスに見立てて舐めた。
それを彼に見られ、変態ですね、と言われた。
振り返り、彼の目を見て、お願い、欲しいの、と言っても、彼はまだダメです、と首を横へ振るばかり。
私の指は唾液ででろんでろんになった。
その指を降らせていった。
股の間におさめ、クリトリスを撫で始めた。
彼が責めるアヌスとの快感に抗えず、私は果てた。
膝ががくがくと笑っていた。