時間の問題-6
また明日、よろしくお願いします、と言ってイソガイさんは帰っていった。
トイレへゆき、何度もうがいをした。
ヴァギナも洗った。
会社の近くのコンビニでストッキングとショーツを買い、駅のトイレで着替えた。
履いていたショーツはゴミ箱に捨てた。
電車に揺られているあいだも、下腹部は熱を手放さなかった。
まだ媚薬が効いているようだった。
最寄り駅についた。
家は徒歩五分ほどだ。
いつもはそれを救いにしているが、公園へより、ベンチに腰掛け、夜気に身体が冷まされるのを待った。
いくらかましになったと思われた頃に立ち上がり、帰途についた。
夫の顔を見るのは苦しかったが、怪しまれてはならないと、いつも通りに接することを決め、鍵をあけた。
遅かったね、お疲れ様、と夫が言った。
目をそらさずに、ええ、忙しくて、ごめんね、と返した。
すぐにでもシャワーを浴びたかったが、気取られてはいけないと、先に食事にすることにした。
何を食べたの? と訊くと、インスタントラーメンと返ってきた。
自分もそうしよう、と鍋に水を入れ、火にかけた。
後ろから抱きしめられた。
男性の薫りが残っていないかと不安になった。
夫はキスをしてきた。
特に気取られた素振りはなかったが、このまま流れ込み、クンニリングスをされるのは避けたかった。
私は床へ跪き、夫のものを口にした。
すっかり硬くなると、ストッキングとショーツを同時に脱ぎ、立ちバックの姿勢で、ペニスを手に持ち、自ら導いていった。
夫は興奮しているようだった。
私も興奮した。
お湯が沸いても、やめなかった。
さきほどのことを思い出しながら、私は啼いた。