第十章 バスローブをとると-3
「す、凄ぇ・・・」
秋生が目を泳がせながら呟いた。
無理もない。
四人、それぞれが魅力的で次々に目移りしてしまうからだ。
新藤さんの視線はまず、映見に向けられている。
幼さが残るスレンダーな身体は、他の三人と違う魅力を感じるのだろう。
対照的に、かおりさんのGカップは何度見ても惚れ惚れしてしまう。
あの大きさなのに張りがあり、乳首がツンを上を向いている。
桜さんも、上品な顔立ちからは想像もつかないほどのエロスを感じる。
まっ白な肌は雪のようで、丸みのあるカップは思わず吸い付きたくなってしまう。
そらちゃんも映見と同じように幼い顔をしているのだが、意外に大きなバストはFカップはあるだろうか。
口元からこぼれる白い歯に見つけた八重歯が可愛く、そのギャップが男心をくすぐる。
藤本さんもベテランの筈なのに、口を開いたまま食い入るように見つめている。
四人の身体を舐めるように、順に追っているのが視線からわかる。
僕もそうだが、男達の目には自分の妻さえも初めて眺めるような感動を覚えているだろう。
映見の裸なんて見慣れていると思っていたが、こうして四人の美女が並ぶ壮観なシーンはエロスを超越し、感動的ですらあった。
男達の表情は、天使達を満足させるものだったのだろう。
かおりさんが嬉しそうに微笑みながら声を出した。
「さあ・・誰から・・・」
ゆっくりと、ためながら。
そして、左右に並ぶ美女達に目配せすると、揃った声がリビングに響いた。
【するぅ・・・?】
それが、「スワッピング」開始の合図であるかのように。