第八章 映見が僕を犯す時2-1
第八章 映見が僕を犯す時2
「ああっ・・・ああっ・・え、映見ぃ・・・」
「ゆ、裕君っ・・・」
二人の声が興奮で震えている。
(な、何てこと・・・?)
今、私・・・夫を、裕君を犯している。
「ああっ・・・ああっ・・あっあっあっ・・・」
バックから私が突き上げる度に、切ない悲鳴をあげている。
「ゆ、裕君っ・・裕君っ・・・」
夫のヒップを両手でつかみ、私の声も泣きそうだ。
(だ、だってぇ・・・)
あまりの興奮に、気が狂いそうなのだから。
こんな不条理なことがあるのだろうか。
夫のアナルに人工ペニスを挿入し出し入れする様は、私の人生で想像したこともなかった。
いくら映像でかおりさん達のプレイを見た後だとはいえ、あまりにも卑猥すぎる。
「はぐぅっ・・おお、おおほぉ・・・」
夫の苦しそうな呻き声を聞けば聞くほど、興奮が増す。
「ああっ・・ああっ・・・」
腰を激しく動かす度に感じる快感に、声が漏れてしまう。
人工ペニスに神経が通じている筈はない。
それなのに、アナルからの振動が伝わる度に電流が走る。
裕君を犯す、かおりさん達の泣きそうな表情が今、ようやく理解できた。
同時に裕君の、男の感覚も。