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処女有美 蹂躙
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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初デート-1

「お前たち、つき合ったらどうだ。」
鬼頭部長の大きな声に、皆が振りかえった。
「そうね。あなたたちだったら似た者同士でお似合いじゃない。」
鬼頭の発言にすぐさま容子が賛成する。
「なべちゃん、どう思う?」
突然問われた総務課の渡辺は、『何でおれに聞くの?』という思いで、「いいんじゃない。似合いだと思いますよ。」とそっけなく同調する。
その渡辺の発言をきっかけに、周りから「そうだそうだ、つきあっちゃえよ」と酔いに任せて無責任な声が飛び交う。
言われた山下は、戸惑い顔で周りの発言を黙って聞いている。
有美はと言うと、真っ赤な顔をしていつものように恥ずかしさを前面に出しうつむいている。
その後、本人たちをよそに、ワイワイと囃したてられ、結局、二人には選択の余地もなく、次の日曜日にデートをさせられる羽目に陥った。
デートといっても、おとなしい二人にとって何をしていいのかわからず、映画に食事というありふれたデートである。
会話もなかなか弾まず、気まずい感じのデートであった。
その後、容子のアドバイスもあり、何度かデートするうちに、何とか二人の気持ちも落ち着き、傍から見ても恋人同士に見えるようになってきた。
意外だったのが、いまだに遠慮気味な山下に対し、有美の方が積極的に話していることである。
有美が、あの「天然」的な話を一方的にしゃべり続け、山下は、黙ってそれに聞き入っている感じで、完全に、有美がリードをしている感じである。
デート場所も、ほとんど有美が決めているようである。
山下は、ただ有美の言うとおりに従っているようなのだ。ただ、まんざら嫌だという様子もない。むしろ有美のペースに従っている方が楽なようだ。


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