僕のモヤモヤ-3
部屋の隅から、V江が姿を現した。
「姉ちゃん……ゴメン。」
「ゴメンじゃないでしょ。Q哉くんをそそのかして何させるのよ!」
V江は、まだ下半身を解いていない二人に近づき、Q哉の頭に軽く手を置いて言った。
「悪いの、姉ちゃんやろ……。Q哉くん、姉ちゃんに自分が嫌がられとるって思っとるんやで。なんでQ哉くんの裸に嫌悪感いだくんよ……」
X代は、大きく息をした。そしてQ哉の頬を軽くつかんだ。
「Q哉、ごめん。私、ちゃんと話しておけばよかった……」
「私、Q哉がひとつにもならないころ、お風呂で身体洗ってたら、Q哉のチンポがいきなり勃起したことがあったの。
私母親なのに、まだ乳児のQ哉のチンポが立つようなこと何かしてしまった……と思うと裸のQ哉に触れるのが怖くて、それであの頃ヒマだったV江をウチに呼んでQ哉の世話をしてもらうようになったの。」
「あの頃……」V江が言った。「アタシ、そんなにヒマそうに見えとったんや……。まあ、アタシはQ哉がちっちゃい頃から、チンポ勃起するのを見て喜んどったからなぁ。」
「ホントに、」X代はV江をにらんだ。「悪いオバさんね。でも、V江がQ哉を駆り立ててなければ私、自分の気持ちに気づいてなかったわ。Q哉が裸になってなければ、Q哉にセックス求められても平気で受け入れてたもん……。」
「姉ちゃん。」V江が声をかけた。「姉ちゃんはQ哉くんの裸見るの怖いって言うけど、姉ちゃんがQ哉くんに裸見せるのはどうなの?」
X代は、
「あ、それは全然アリよ!」と言って上着をたくし上げ、豊かな乳房をむき出しにした。
Q哉は速攻で、その乳首に吸いついていた。
【おしまい】