僕のモヤモヤ-2
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数日後の夜「ママ……」パジャマがわりの体操着姿のQ哉が、同じような服装のX代に声をかけた。
「なに?」タブレット端末を操作していたX代が顔をあげると、Q哉はすばやくX代の唇にキスをした。
X代はそのキスを戸惑うことなく受けとめた。そして、Q哉が少しずつさしこんできた舌をゆっくり自分の舌で味わっていた。Q哉が少し舌をゆるめたとき、X代は声をもらした。
「ずいぶん……情熱的ね。」
既にQ哉の手は、X代のヘソの下に伸びていた。
下着の奥にしのびこんだQ哉の指先は、X代の陰毛をさぐる。それはX代にとってぎこちない、的はずれな愛撫だった。
しかし、X代は自分の子どもが自分の陰部に触れているというだけで、まだ指先が届いていない洞から粘液が染み出してくるのだった。
Q哉は近くにあったクッションを手にすると、そのクッションをX代と自分のお腹ではさむようにしてX代を抱きしめた。
(なにしてるのかな?)X代が考えていると、彼女の洞をつつくものがあった。
X代の視線をクッションが遮っているが、それはQ哉のチンポにほかならなかった。
(あれ、あれ?)Q哉はX代の洞をさがしているが、いつにも増してチンポがうまく洞をつきとめられない。
焦っているQ哉は、ふと自分のチンポを支える優しい温もりに気がついた。
チンポはその温もりに導かれ、先っぽから潤いに覆われていった。
(ママの、ママの中に入れてもらった……!ママの、ママの手が中に入れてくれた……!)
V江は、少し腰を動かす。洞の温もりにチンポが包まれていることを感じると、Q哉の視野が涙に歪んできた。
(なぜだろ…… なぜ僕、ママが僕を嫌がってるって思ってたんだろ…… ママ、こんなに僕をキモチよく迎えてくれてるのに……)
Q哉がそんな思いにひたっていると、X代は荒い声をあげた。
「お前、そこで見てないでこっち来いよ!」