第七章 映見が僕を犯す時1-1
第七章 映見が僕を犯す時1
「ん・・んふぅ・・・」
僕は吐息を漏らしながら、ぎこちなく唇を滑らせていた。
「ゆ、裕君・・・」
映見の声が聞こえる。
「あぁ・・ゆ、裕君・・・」
その声が震え、かすれていることが僕を嬉しくさせた。
「んっ・・・んむぅ・・んんんっ・・・」
僕は一昨日のプレイを思い出しながら、リズムを刻み始めた。
「ああっ・・・ゆ、裕君っ・・ああっ・・・」
僕の頭に添えた両手に力を込めているのがわかる。
視線を上げると、映見が目を閉じ感極まった表情をしていた。
人工ペニスで愛撫の感覚等、ありえない筈なのに。
「す、凄いっ・・凄いっ・・・」
泣きそうな声を漏らす妻が愛おしく、僕は愛撫を続けていった。
「え、映見っ・・・
嬉しいよ、もっと感じておくれ・・・」
唇を放し、舌でペニスを舐めながら声を出している。
仁王立ちする妻の前にひざまずき、懸命に奉仕する自分の姿を想像した。
映像で女達に犯されたシーンが、それに重なる。
アナル・ヴァージンは映見に捧げることは出来なかった。
その分、精一杯の感動を妻にプレゼントしたかったのだ。
映見もきっと、それを望んでいたと思ったから。