第六章 ロスト・アナル・ヴァージン-4
『とにかくっ・・・』
勝ち誇ったように、かおりさんが声を出した。
『み、て、ね・・・・?』
ウィンクした後、再び映像が暗転した。
僕と映見は笑いを引きずりながら、次の場面を待った。
すると、黒い画面に白い文字が浮かび上がった。
『映見さん、裕太さん・・・。
いかがでしたでしょうか。
無事、「上書き」していただけたでしょうか。
6人一同、それを心から祈っています。
これから、最後の映像を送ります。
私達、男どもが妻達にレイプされるシーンです。
自分達で見直した映像は衝撃的で滑稽でした。
どうか、これを見て幸せな気分になっていただければ幸いです。
では、再会できる日を心からお待ち申し上げます。
ごきげんよう、さようなら』
長いテロップが消えると、再び黒い画面になった。
僕と映見は感動的な文章の余韻に浸り、黙って画面を見つめていた。
その時。
それは、突然に始まり、衝撃的なシーンが二人の目に飛び込んできた。