第六章 ロスト・アナル・ヴァージン-2
『はあぁー・・・』
仕方ないとばかりにタメ息をついた秋生が、金髪をいじりながら話始めた。
『あの・・さぁ・・・』
何か、妙に話しづらそうにしている。
『裕ちゃん・・さぁ・・・』
初対面の頃と違って、この呼び方にも抵抗がなくなっている自分に驚いた。
『凄ぇ・・・頑張った・・よな・・・?』
新藤さんの方を向くと、真面目な表情で相槌を打った。
『あんな・・・ペニバンで・・
カマ、ほられちゃって・・・』
『プッ・・やだぁー・・・』
見上げる、そらちゃんが夫の身体を叩いた。
凄く、楽しそうだ。
「フフッ・・・」
映見も、つられて笑っている。
『さっき、そらちゃん・・・
女達が、映見ちゃん・・・』
悩みながら、たどたどしく続けていく。
『映見ちゃんと同じようにって・・
だ、だからぁ・・・』
『ぼ、僕達も裕太さんと同じようにしたんですっ』
焦れったくなったのか、新藤さんが遮った。
「えっ・・・?」
僕が絶句するほど、次に出た言葉は衝撃だった。
『僕達も・・・僕達も・・
妻達に、犯されたんですっ』
言い切った新藤さんは、興奮で息を弾ませている。
映見は口を開けて、画面にくぎ付けになっていた。