第四章 ペニス・バンド-1
第四章 ペニス・バンド
「ねぇ・・本当に、いいの・・・・?」
黒革のベルトを弄びながら、上目遣いで私は聞いた。
きっと、私の顔は真っ赤になっているだろう。
「ああ・・準備は、できているさ・・・」
裕君も恥ずかしそうに言った。
「でもぉ・・・」
口ごもりながらも、私の心臓は早鐘のように鳴り響いている。
「こ、こんなの着けるの・・・
恥ずかしい・・・よぉ・・・」
それは本当であり、嘘だった。
ベルトの中央で反り返る人工ペニスを、食い入るように見つめている。
リアルなカリ首の彫りの深さが、熱く胸にささる。
(こ、これを・・裕君は・・・)
かおりさん達に、挿入されていたのだ。
『ああっ・・あぅっ・・・』
苦痛に歪んだ夫の顔が、切なく、そして興奮を誘った。
裕君が、三人の女達に代わる代わる挿入されていくシーンは強烈だった。
自分の夫がレイプされるのを見るなんて、人生の中で想像できるものではない。