第四章 ペニス・バンド-2
「だ、だってぇ・・・」
しかも実際、手にしてみると革バンドのSMじみたデザインに圧倒される。
「こ、こんな太いの・・・」
それは思っていたよりも太く、大きかった。
「でも、これでも初級者向けで小さいタイプなんだってさ」
裕君の言うことは説得力があった。
何故なら、目の前に裸で座る股間から、そそり立つものは人工ペニスよりも大きい。
私の喉がゴクリと鳴った。
夫の身体に欲情している。
そんないやらしい自分を今、はっきりと自覚していた。
「確かに裕君のと比べると・・・」
手を伸ばし握りたくなる衝動を抑えている。
「そういえば・・・」
話をそらそうとするのだが、目は裕君のものにくぎ付けになって離れない。
(わ、わたし・・・
こんなにエッチになってたんだ・・・?)
遂この間、
初めてフェラチオを体験したばかりなのに。
スワッピングを経て、4Pまでするなんて。
「裕君・・・女の子みたい・・・
きれいなオシリだった・・・」
興奮を引きずりながら、私、裕君の身体を舐めまわすように見ている。