第三章 キッカケ-2
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そうそう、話が途中だった。
吉川さんの好きなところ、それは・・・。
「反則だよなぁ・・・」
山田が、それを言葉にする。
「あの・・・胸・・・」
そこまで聞くと、僕は顔を真っ赤にして山田の足を踏んだ。
「いてぇっー・・・」
大げさに悲鳴をあげるのは、いつもの御約束だ。
「ハハハハハ・・・」
三人、揃って笑い出す。
今から思うと、本当に幸せな時間だったんだな・・・。