第二章 水滴-3
思わず伸ばした左手が固くなった熱いものを握っていた。
「凄い・・げ、元気ぃ・・・」
いたずらな目で振りむく。
「当り前さ・・・」
裕君も微笑んでいる。
「だって・・・」
裕君の右手の指が私のあごを少しだけずらすと、唇が重なった。
「あ・・・・ふぅ・・・・。」
そのまま差し込まれた舌の感触を、ウットリと受け止めている。
「ま・・だ・・・2回・・目だ・・ろぅ?」
「んん・・・ふぅ・・んふぅ・・・」
囁きの一つ一つを、私は味わっていた。
こんなに、キスが美味しいなんて。
左手のコックがムクムクと大きくなっていく。
「今日は、5回は・・いけるぞぉ・・・」
「う、うれしぃ・・ああ・・・あぁ・・」
私が望んでいる通り、囁いてくれる。
裕君はやはり、最高の旦那様だ。
「いっぱい・・・いっぱい・・してぇ・・・」
欲望を絞り出す私の声は、劣情を刺激したに違いない。
左手のコックが更に大きくなったから。