第二章 水滴-2
「凄かった・・・」
自然と口に出た想いは、裕君も同じだったのだろう。
「あぁ・・・凄かった・・な・・・」
優しく囁きを返してくれた。
私は幸せだった。
裕君の温もりに抱かれながら、心の底から感じていた。
忌まわしいレイプの記憶は6人のスワッピング仲間達のおかげで「上書き」された。
でも、それ以上に裕君と私がお互いの愛を確かめ合ったセックスは無上のものだった。
『裕君っ・・裕君っ裕君っ裕君っ・・・』
『映見っ・・映見っ映見っ映見っ・・・』
お互いの名を何度、呼び合ったことだろう。
ペニスとヴァギナが激しく絡みあい、しぶきをあげた。
「ふふっ・・・」
再び、声が漏れる。
裕君の息が耳をくすぐるから。
気だるさが心地いい。
「あっ・・ん・・・」
いつの間にか這う舌の感触に電流が走った。
「え・・み・・・」
唇が首筋を降りてくる。
「ああっ・・ああっ・・・」
少しずつ声が増えていく。
夫の両手が私のバストを優しくまさぐる。
時折触れる敏感な感触にビクッと反応してしまう。