知らなかったこと、知りました-1
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「おやおや、ゆよチャン。」土曜日のお昼すぎ、近所のk校生るれサンが、広場の片隅に座ってるわたしに声をかけた。「こんな所で涙目なって、何かあったの?」
わたし、言った。「ママが……怒ったの。」
「え、アネさんが?」るれサンは小さいころママに色々助けてもらったとかで、ママをこう呼んでる。「アネさんがゆよチャンに怒るなんて……何があったの?」
わたし、話そうか迷った。するとるれサンはわたしの横に座ってわたしを抱きよせた。
「私、どんなときでもゆよチャンの味方よ。」
それを聞いて、わたしさっきのことを話した。
「さっき、ママとコンビニに行ったかえりに、(町内の)掲示板を見たら『ズリセンこぞう』ってシールが貼ってあったの。」
「……ふむふむ。」
「それでママに『ズリセンって何?』と聞いたら、ママが『そんなこと言ってはいけません!』って、わたしから手を離して、ひとりで歩いていったの。わたし、あとから追いかけたの。」
「うわー、」るれサンはわたしの頭をなでた。「ゆよチャン悪くないやん…… でも、そんなシール貼ったの誰よ。私のツレじゃないだろうなー。」
「それで……るれサン……『ズリセン』って何?」
るれサンは一瞬戸惑ったけど、「アネさんにはナイショね。」と言った。「『ズリセン』って、ホントは『センズリ』って言うの。」
「その」私は聞いた。「『センズリ』って何?」
「『センズリ』は」るれサンは言う。「『オナニー』のことだけど……」
そのとき、るれサンの視線が遠くなった。るれサンは「おい、おーいっ!へほーっ!」と声をあげた。すると向こうの方からひとり男のひとが走ってきた。
わたし達は、そこから離れて植え込みに囲まれた空地に歩いた。
「るれサン…… どうしたの? この子は……誰?」
るれサンはわたしの顔をなでながら言った。「この子はゆよチャン、私のアネさんのお嬢ちゃんなの。」
「はい……」男のひとに見えたけど、近くで見て声を聞いたらわたしでもc学生だとわかる男の子だった。
「で、何でぼくを呼んだの?」
「うん、」るれサンは言った。「この子に、チンポ見せてあげてよ。」
「えっ?るれサン……それはマズいでしょ。」
「へほ、今これをたのめるのはへほだけなのよ。この子に真実を教えてあげたいのよ。」
「真実を教えるって…… 何事や……」と言いながら、へほクンはズボンと下着をずらせた。
ポロッと、チーズかまぼこみたいなチンポが姿を見せた。
「ゆよチャン……」るれサンがわたしの手をとって、チンポに近づけた。「さわらせてもらいなさい。」