第一章 二人のプロローグ-2
(かわいい・・・)
私は嬉しくなり、益々あふれる唾液を流し込んであげた。
その度に喉を鳴らす夫が、愛おしくてたまらない。
私は今、はっきりと自覚している。
夫、裕君が欲しくてたまらないと。
チラリと見た、テレビ画面は6人の昇天するシーンで止まっている。
私と裕君をレイプした6人の姿だ。
そして、私と裕君を救ってくれた恩人達でもある。
6人は私の忌まわしいレイプの記憶を、それを超える過激なプレイで「上書き」してくれたのだ。
3人に同時に犯される。
今までの私であったら、到底、受け入れられないものだ。
なのに。
私は、全てを男達にゆだね、捧げたのだ。
『ああっ・・・ああっ・・いくっいくっいくっ』
男達の背中に爪をたて、何度も昇って行った。
『ああああっー・・・』
のけ反りながら、男達のザーメンの熱さを実感していた。
代わる代わる、違うペニスが私を貫く。
熱い息が私の耳を、唇を奪う。
『んぐぅっ・・・』
差し込まれたコックが喉の奥まで突き刺さる。
吐きそうな苦しさが、快感だった。
私は男達の体液を、生臭いザーメンを心ゆくまで味わったのだ。
ケダモノ・・・メス犬になって。
映像に映し出されていた私の痴態は、想像を超えて激しい興奮を呼んだ。
夫以外の男達に犯されながら、官能に打ち震えている。
それらの淫靡なシーンを、裕君と並んで見ていたのだ。