穴兄弟-2
「あ…」
スマホにLINEが来た。誰かと思ったら、何と亜希子からだった。
「彰くん、昨日はおいい思い出になったかな?彰くんの初めての女になれて嬉しいよ♪さっき鉄平くんにまた遊ぼうってLINEしたの。3人でまた遊ぼうね。私がエッチを教えてあげる♪、ですって!マジ!?」
まさか自分にLINEが来るとは思わなかった彰は飛び跳ねて喜んだ。
「へー、あの女、結構いい子なのかもな。これは大事にした方がいいかもな。なぁ彰、暫くは萌香ちゃん我慢してあの女とヤッてセックスに慣れた方がいいかも。たっぷり遊ばせてくれるぜ、きっと。」
「そ、そうですね…。こんないい思いができそうな子、滅多にいないですよね。しかも俺なんかが。」
「彰、あの女に男を磨いてもらえよ。そしたらいざ萌香ちゃんとヤルってなった時、しっかりリード出来るぞ!」
彰は少し考える。いざ萌香とヤルとなった時にオドオドする自分と、しっかりとリード出来る自分、どちらがいいかを。そして出した結論は
「そ、そうします!」
だった。
「よし、亜希子ちゃんに教えてもらえ、セックスを!」
「はい!」
ますます未来が楽しみになって来た。鉄平との出会いが彰にとって人生の分岐点になる。髪型もファッションも洒落っ気ゼロで筋肉なしのだらしない体をしていた彰が生まれ変わる転機になるのであった。それに加え、亜希子のレクチャーを受け、次第にモテ男に変貌を遂げて行くのであった。
昼食を終え会社に戻る2人。
「俺、ちょっと寄るとこあるから先に戻ってて?」
「分かりました。」
テナントの方に消えて行く鉄平を見ながら彰は先にエレベーターに乗り事務所に戻る。
(またあと15分あるから休憩室でジュースでも飲んで行こうかな。)
彰はエレベーターを降りて事務所に戻り休憩室に入る。
(あ、萌香ちゃんだ…)
休憩室で1人ポツンと椅子に座りスマホを弄っている。
「あ、お疲れ様です♪」
「お、お疲れ様です…」
萌香はニコッと笑い挨拶をする。いつもちゃんと挨拶してくれるのは萌香だけだ。他の女子社員は、無視こそないがみんな素っ気ないのだった。彰は少し離れた場所に座りスマホをいじる振りをしながら萌香をチラチラ見ていた。
(やっぱ可愛いなぁ。癒される…。でもあんな子が彼女になって毎日セックス出来たら最高だよなー。本当に処女なのかなー?あの口でチンポ舐められたら、すぐイッちゃいそう…)
頭の中でいやらしい事を考えてしまう彰であった。