第三十六章 犯される女達(かおり編)A-6
「ぶはぁっ・・・はぁっ・・はぁっ・・・」
荒い息遣いは、その苦しさを物語っている。
「あぐぅあっー・・・」
そのつかの間、更に深く押し込まれたペニスの圧力に、かおりさんの背中が大きくのけぞった。
「ああっー・・・いやっ・・いやぁああっー」
絶叫に近い大きな声が響いている。
「い、痛いっ・・・いやっいやっ・・・
あなた、やめてぇっー・・・」
いつもの落ち着いた余裕は消え去り、少女のように甲高い悲鳴をあげている。
「何を言ってるんだ、これくらい・・・
裕太君に同じことをお前はしたんじゃないか」
「あ、あれは・・・
人工ペニスだし、こんなに太くないわっ」
振りむいた顔は両目から大粒の涙を流していた。
しかし、必死の訴えも藤本さんは聞いてあげる様子もなく、腰を動かし始めた。
「や、やめてやめて・・・
ああっ・・いやっ・・・やっいやっ・・・」
「おおおっ・・おおっ・・・おっ・・おうっ」
かおりさんの悲鳴に連動するように、秋生さんが呻いている。