第三十五章 犯される女達(かおり編)-3
「んふっ・・んふっ・・・んんっ・・んんっ」
「あむぅっ・・んっ・・・んふっ・・んふっ」
重なる息がシンクロする。
恋人同士のような交わりが返って、夫である藤本さんは勿論、秋生の嫉妬心をあおる。
だが、その時の新藤さんは目の前の天使を独占したかったのかもしれない。
お約束のフェラチオもさせる気配もみせずに、かおりさんとのセックスに没頭していた。
焦れる二人はどうすることもできずに、二人の両側に座り見つめている。
傍らには全裸のままの桜さんと、そらちゃんが寄り添うようにカメラで映している。
激しいセックスの余韻は、終わったばかりの桜さんの方が強い。
そらちゃんも、そうだったが桜さんの身体からも男達の痕跡が流れていた。
横座りする両足の付け根、白い太ももの間から黒い茂美が見える。
鈍い光を放つ草ぐさが、より一層クリアに色づいている。
そこからは三人のザーメンがシーツに染みを作ったことだろう。
激しい息遣いと絶叫が今も耳に残っている。