第三十四章 犯される女達(桜編)-5
「ああっー・・・だ、だめぇっー・・・」
桜さんの背中が大きくのけぞる。
「おむむぅ・・むぅっ・・・」
噴き出した愛液が藤本さんの顔をぬらし、飛び散っていく。
「いくっ・・いくっいくっ・・・
いくっ・・・いくぅっー・・・・」
かきむしる白い指先が黒髪に爪をたてる。
「いくっ・・いくっいくっ・・・
いやっ・・・いやぁっー・・・」
激しい絶頂感がリアルに伝わってくる。
私のあそこも、多分、洪水のように濡れているはずだ。
でも今は、見続けなくてはいけない。
私のために、私と同じ気持ちを味わうために。
男達に犯される女達のけなげで、婬靡なシーンを。
「す、凄い・・・」
タメ息のような声を漏らす、そらちゃんが持つカメラのレンズに桜さんの愛液が水滴を作っていく。
「ああっー・・はあぁっー・・・
ああぅ・・はうぅ」
徐々に納まっていく官能の声を聴きながら、お尻をモジモジさせている。
全裸のままの姿は、さっきの撮影が終わって間もないようだ。
なぜなら内股で座り込む、そらちゃんの股間から白っぽい透明な液体が流れていたから。
男達三人のザーメンだ。
代わる代わる挿入され、中出しされた事実があまりにも隠微で、それを見た瞬間の興奮を私は忘れることはないだろう。
夫以外の男達、藤本さんと新藤さんに連続で犯され、体内に射精されるなんて。
いくらスワッピング経験者といえども、いいようのない不条理さを覚えたことだろう。
まして、最後に自分の夫に抱かれ、中出しされたのだ。
他の男達のザーメンが残る体内で交じり合うことは、信じられない興奮を呼んだに違いない。
(でも・・・)
私は心の底から、うらやましく思った。
私も同じように、三人のザーメンを体内に受けはしたが、その後に裕君に射精してもらうことを想像して、切なさと共に熱い感情がわいてきたのだ。
(だから・・・)
私は見続ける。
この壮絶な饗宴の映像を。